企業が提供する商品やサービスがヒットする背景には、企業の適切なマーケティング戦略があります。そして適切なマーケティング戦略が行われる背景には、消費者行動の適切な理解があります。そこで本ゼミナールでは、消費者行動およびマーケティングについての基礎理論を学びつつ、実際の消費者行動がどのように理解できるのかを考え、それを基に、製品コンセプトはいかにすべきか、どのようなプロモーションを展開すべきか、どのような販路を重視すべきか、そしてどのような価格に設定すべきかなど、企業が取るべきマーケティング戦略を考えます。
具体的な活動としては、マーケティング・リサーチ会社の後援による他大学のマーケティング・ゼミとの討論会(03年度は青山学院大学、専修大学、日本大学、立正大学)、アンケート調査、パソコンおよびSPSS統計ソフトを使ってのデータ解析、論文作成、テキストの輪読、企業分析、フィールド・リサーチ、グループ・ディスカッション、ケース・メソッド、ゲスト・スピーカーによる講演、合宿などを行います。本ゼミナールでは、これらの活動を通じて、現実感覚、問題発見能力、問題解決能力、論理的な思考能力、コミュニケーション能力を磨いてもらいたいと思っています。
勉強は一人でも出来ます。ゼミナールは複数の異質な人間が集まる場なので、 本ゼミナールでは一人では出来ないことをやって欲しいと思います。